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構造設計
私たちは、手計算とGrasshopper(モデリングソフト)の双方を用いて、構造上の問題を解決しつつ、意匠性を損なわないような形態を探っていきました。
まずは、全体の構造をモデル化して手計算で検討を進めました。全体の構造でクリティカルになるのは風荷重を受けた際の足元での曲げモーメントと予想できます。3本のCFRP丸棒が束ねられ、足元に掛けて徐々に間隔が広がっていく様子を、ある点までは曲げ応力を受ける片持ち梁、足元付近は軸力を受けるトラスとしてモデル化し、成立条件の検討を行いました。また、基礎に関しては、ロッドの曲げによる長期荷重と風荷重によるモーメントで転倒しないように計算した上で、鉄板の寸法やペグの本数を決定しています。